血管機能の非侵襲的評価に関するレビューが米国心臓学会機関誌「JACC: Asia」に公開されました。
著者は、現在当社と共同研究を実施しております広島大学 東 幸仁先生です。
レビューでは「脈波測定装置 ViewWave」を活用した共同研究事例についても触れられております。
出典URLより是非ご一読ください。
(以下、掲載論文の概要)
血管機能は、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの病態や、加齢、喫煙、肥満、閉経、運動不足などの冠動脈危険因子によって障害される。
血管機能の測定は動脈硬化そのものの評価だけでなく、病態生理の理解、治療効果の評価、心血管イベントの予後予測など多くの面で有用である。したがって、血管機能の程度を正確に評価することは重要である。
現在、臨床では,血流介在性血管拡張(FMD),反応性血管指数(RHI)、ひずみゲージ式プレチスモグラフィ(SGP)、脈波伝播速度(PWV)、増大指数(AI)、内膜中膜厚(IMT)、化学的バイオマーカーなど、さまざまな血管機能評価が用いられている。
しかし、ヒトの血管機能を測定するためのゴールドスタンダードの方法がないことも事実である。そのため血管機能を効果的に利用するためには、測定に関連した落とし穴を理解する必要がある。
(掲載論文より引用)
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