- 目次
- Effects of exercise training on vascular function in obese children.
「肥満小児における運動トレーニングが血管機能に及ぼす影響」 - Effects of Diet and Exercise on Obesity-Related Vascular Dysfunction in Children.
「小児の肥満関連血管機能障害に対する食事と運動の効果」 - 「肥満児における血流介在性血管拡張障害・頸動脈内膜中膜肥厚・内皮血漿マーカーの上昇: 心血管危険因子の影響」
- Family history of cardiovascular events and endothelial dysfunction in children with familial hypercholesterolemia.
「家族性高コレステロール血症の小児における心血管イベントの家族歴と内皮機能障害」 - Antioxidant Vitamins C and E Improve Endothelial Function in Children With Hyperlipidemia: Endothelial Assessment of Risk from Lipids in Youth (EARLY) Trial.
「抗酸化ビタミンCとEは高脂血症の子供の内皮機能を改善する: 青少年における脂質による内皮リスク評価(EARLY)試験」 - Endothelial Dysfunction in Childhood Infection.
「小児感染症における内皮機能障害」 - The association between oxidative stress and endothelial dysfunction in early childhood patients with Kawasaki disease.
「川崎病の幼児期患者における酸化ストレスと内皮機能障害との関連性」 - Endothelial Dysfunction in Children within 5 Years after Onset of Kawasaki Disease.
「川崎病発症後5年以内の小児における内皮機能障害」
Effects of exercise training on vascular function in obese children.
「肥満小児における運動トレーニングが血管機能に及ぼす影響」
- 出典:
- J Pediatr (2004);144(5):620-5.
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S002234760400157X
- キーワード:
- 小児肥満、動脈硬化、運動トレーニング
幼児期の肥満が血管機能に与える影響と、運動プログラムがその改善に与える効果を評価した。8.9歳の肥満児14名を対象に、8週間の運動トレーニングを実施した。結果、運動前のFMDは低かったが、運動後に有意な改善が見られ、運動が血管機能改善に有効であることが確認された。
Effects of Diet and Exercise on Obesity-Related Vascular Dysfunction in Children.
「小児の肥満関連血管機能障害に対する食事と運動の効果」
- 出典:
- Circulation (2004);109(16):1981-6.
https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/01.CIR.0000126599.47470.BE
- キーワード:
- :小児肥満、運動療法、食事療法
小児肥満は血管機能障害や動脈硬化の初期兆候と関連する。本研究では、9~12歳の過体重児82名を対象に、食事療法のみと食事+運動療法の2群に分け、6週間後と1年後に血管機能を評価した。運動併用群では、血管機能の改善が顕著で、1年後も効果が持続した。運動の継続が血管の健康維持に重要であることが示された。
Impaired Flow-Mediated Vasodilation, Carotid Artery Intima-Media Thickening, and Elevated Endothelial Plasma Markers in Obese Children: The Impact of Cardiovascular Risk Factors.
「肥満児における血流介在性血管拡張障害・頸動脈内膜中膜肥厚・内皮血漿マーカーの上昇: 心血管危険因子の影響」
- 出典:
- Pediatrics(2006);117(5):1560-7.
https://publications.aap.org/pediatrics/article-abstract/117/5/1560/70004/Impaired-Flow-Mediated-Vasodilation-Carotid-Artery
- キーワード:
- 小児肥満、IMT、内皮マーカー、早期動脈硬化、心血管リスク
小児肥満と血管状態の関連を評価するため、肥満児と対照群を比較し、FMD、IMT、内皮マーカー(E-セレクチン、vWf、トロンボモジュリン)を測定した。肥満児ではFMD低下、IMT増加、E-セレクチン・トロンボモジュリン上昇が認められ、肥満度や高血圧、CRPと関連していた。血管評価とリスクスクリーニングを併用することで、早期動脈硬化リスクの特定と介入が可能となる。
Family history of cardiovascular events and endothelial dysfunction in children with familial hypercholesterolemia.
「家族性高コレステロール血症の小児における心血管イベントの家族歴と内皮機能障害」
- 出典:
- Atherosclerosis (2002);163(1):193-7.
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0021915002000035
- キーワード:
- 家族性高コレステロール血症(FH)、心血管疾患リスク、家族歴
FH児における内皮機能障害と家族歴の関係を検討するため、10~18歳のFH児50名を対象にFMDを測定した。心血管疾患の家族歴があるFH児(fh+)は、家族歴がないFH児(fh−)よりもFMDが低く、FH児全体のFMDも健常児と比較して有意に低下していた。家族歴を有するFH児では、より顕著な内皮機能障害が認められ、早期の動脈硬化リスクが高い可能性が示唆された。
Antioxidant Vitamins C and E Improve Endothelial Function in Children With Hyperlipidemia: Endothelial Assessment of Risk from Lipids in Youth (EARLY) Trial.
「抗酸化ビタミンCとEは高脂血症の子供の内皮機能を改善する: 青少年における脂質による内皮リスク評価(EARLY)試験」
- 出典:
- Circulation (2003);108(9):1059-63.
https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/01.CIR.0000086345.09861.A0
- キーワード:
- 高脂血症、ビタミンC、ビタミンE
高脂血症の小児を対象に、抗酸化ビタミンCとEの投与が血管内皮機能に及ぼす影響を検討した。無作為化二重盲検プラセボ対照試験の結果、6週間の抗酸化ビタミン療法によりFMDが有意に改善したが、酸化ストレスや炎症マーカーには変化がなかった。抗酸化療法は、高脂血症児の血管機能改善に寄与し、動脈硬化の進行を抑える可能性が示唆された。
Endothelial Dysfunction in Childhood Infection..
「小児感染症における内皮機能障害」
- 出典:
- Am J Alzheimers Dis Other Demen (2016);31(5):437-42.
https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/01.CIR.0000160365.18879.1C
- キーワード:
- 急性感染症、小児期動脈硬化
F小児期の急性感染症が血管内皮機能に与える影響を検討した。10歳児600名を対象にFMDを測定した結果、感染中および回復期の小児は健康な対照群と比較してFMDが有意に低下していた。1年後の追跡調査では、感染群のFMDが改善していたが、対照群に変化はなかった。急性感染症が一時的に血管内皮機能を障害し、早期動脈硬化のリスク因子となる可能性が示唆された。
The association between oxidative stress and endothelial dysfunction in early childhood patients with Kawasaki disease.
「川崎病の幼児期患者における酸化ストレスと内皮機能障害との関連性」
- 出典:
- BMC Cardiovasc Disord(2018);18(1):30. doi: 10.1186/s12872-018-0765-9.
https://link.springer.com/article/10.1186/s12872-018-0765-9
- キーワード:
- 川崎病(KD)、酸化ストレス、血管障害
川崎病(KD)患者における酸化ストレスと血管内皮機能の関連を検討した。CALを有するKD患者、CALを有さないKD患者、健常児の3群を比較した結果、KD患者では酸化ストレス指標(ROM)が有意に高く、FMDが低下していた。酸化ストレスとFMDには負の相関が認められ、発熱期間の長さもFMD低下の要因であることが示された。小児期早期のKD患者では、酸化ストレスが血管内皮機能障害に関与している可能性が示唆された。
Endothelial Dysfunction in Children within 5 Years after Onset of Kawasaki Disease.
「川崎病発症後5年以内の小児における内皮機能障害」
- 出典:
- BMC Cardiovasc Disord(2018);18(1):30. doi: 10.1186/s12872-018-0765-9.
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0022347613005118
- キーワード:
- 川崎病(KD)、冠動脈病変(CAL)、血管機能
川崎病(KD)発症から5年以内の小児における血管内皮機能を評価した。CALを有するKD患者、CALを伴わないKD患者、健常児の3群を比較した結果、KD患者ではFMDが有意に低下しており、特にCALを有する群で顕著であった。発熱期間が長いほどFMD低下と関連が認められた。一方、IMTには3群間で差はなかった。KD発症後、早期の血管内皮機能障害の存在が示唆された。
学術情報一覧
-
【文献紹介】小児関連疾患とFMDNEW
-
【文献紹介】認知機能の老化とFMDNEW
-
【文献紹介】腎機能関連疾患とFMDNEW
-
【文献紹介】女性の健康リスクとFMD
-
血管機能の非侵襲的評価に関するレビューが米国心臓学会機関誌「JACC: Asia」に公開されました
-
【文献紹介】喫煙とFMD
-
【文献紹介】歯周病関連疾患とFMD
-
【文献紹介】糖尿病・肥満とFMD
-
【文献紹介】機能性成分をふくむ食品とFMD
-
【文献紹介】身近な食品とFMD
-
【文献紹介】運動とFMD
-
ガイドライン紹介
-
【情報誌】動脈硬化とFMD(監修:広島大学 東幸仁先生)
-
【ViewWave活用事例】抗酸化物質(ビタミンC)摂取による血管機能評価
-
広島大学・国立循環器病研究センターとの共同研究成果が『hypertension research』に掲載されました