FAQ

よくあるご質問

お客様からよくお寄せいただくご質問に対する回答をまとめてご紹介しています。

FMD検査について

FMD検査とは何ですか?

動脈硬化は、血管の一番内側にある内皮細胞の機能低下によって始まります。内皮細胞は、血流が速くなると、血管拡張物質である一酸化窒素(NO)を産生して放出します。NOは中膜にある平滑筋に作用して、その結果、平滑筋の緊張がゆるんで血管が広がります。 血管を広げる働きは、放出されるNOの量に左右され、NOが不足すると血管は硬くなり、逆に十分に出ていると血管をやわらかい状態に保つことができます。
FMD検査とは 腕を圧迫し血管内皮細胞から生成されるNOによって、開放後どれだけ動脈が拡がるかを超音波でみる検査です。動脈硬化の早期の段階を知る極めて有効な検査法です。

似たような検査はありますか?

・血圧脈波検査(CAVI・ABI):両腕と両足の血圧と脈波から、動脈硬化の程度をみる検査です。
①ベッドに仰向けになって頂き、心電図電極・心音マイク・血圧計をつけます。
②血圧を測るのと同じ要領で、5分程度で検査が終了します。
この検査からは「動脈のかたさ」「動脈の詰まり」「血管年齢」がわかります。
「動脈の硬さ」は「CAVI」という心臓足首血管指数で表されます。内部圧力(血圧)が変化したときの動脈の膨らみ具合をみることで動脈のかたさを判断するものです。さらに同性・同年齢の健康な方のCAVIの測定値の平均と比較することで「血管年齢」を知ることができます。
「動脈の詰まり」は「ABI」という足間接上腕血圧比で表されます。通常、横になった状態で足首の血圧を測定すると腕の血圧と同じくらいか、もしくはやや高い値になりますが、足の動脈が詰まっていると足首の血圧は腕の血圧より低くなります。その日を診て足の動脈の詰まりを判断するものです。


・頚動脈超音波検査(IMT):脳に血液を送る首の動脈(頸動脈)のIMT(内膜+中膜)の厚みをエコーにより測定し、動脈硬化の程度をみる検査です。
①超音波のプローブを頚部に当て、頸動脈のIMTを測定します。左右の頸動脈を合わせても10分程度で検査が終了します。
頸動脈は脳へ血液を送る内頚動脈と、顔の表面に血液を送る外径動脈に分かれますが、この分岐部は全身の中でもとくに動脈硬化が出やすい箇所です。IMT検査では、頸動脈の動脈硬化の有無、血管のつまり具合、プラークの状態を調べることで心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高いかどうかがわかります。

医療点数は何点取れますか?

FMD検査は平成24年度診療報酬改定にて血管内皮機能検査の保険診療が認可され(D207 体液量等測定)200点の保険点数がつきます。

検査のメリットは何ですか?

血管内皮機能の低下は、動脈硬化の初期段階で生じます。
CAVI・ABI・IMT検査は中期~後期の動脈硬化の評価には有用ですが、FMD検査は初期段階から動脈硬化の状態を評価できる点が特徴です。
また、血管内皮機能の低下は可逆的であるため、FMD検査によって早期にその変化を発見し、適切な介入によって機能を改善することで、動脈硬化の予防につなげることが可能です。

商品全般について

商品のお見積りは可能ですか?

可能です。お問い合わせより見積依頼をお願いいたします。

商品のデモ・レンタルは可能ですか?

可能です。お問い合わせよりご依頼をお願いいたします。

MISTシリーズについて

下肢の血管拡張を診るために使用することはできますか?

本製品は上腕用として設計・製造されており、それ以外の目的での使用は推奨されておりません。
本来の用途とは異なる使用方法による安全性・有効性は保証できず、予期せぬ動作や測定誤差、機器の損傷、使用者の健康リスクを引き起こす可能性がございます。
本製品をご使用の際は、取扱説明書に記載された使用方法を厳守し、適正な環境でご使用いただきますようお願い申し上げます。
また、本来の使用目的を逸脱した使用に起因する事故や不具合につきましては、一切の責任を負いかねます。
安全な使用のために、正しい方法でご利用ください。

ViewWaveについて

血管のしなやかさとは何ですか?

血管は、内膜・中膜・外膜と3つの膜により構成されています。この膜が血流や血圧の大きな変化に柔軟に対応する力があることがしなやかな状態です。血管のしなやかさが保たれていれば、血液の流れも良く全身の隅々まで血液が循環すると考えられ、体内の酸素や栄養素の供給がスムーズに行われます。しかし、血管のしなやかさが失われると、血流が滞りやすくなり、全身への血液循環が不十分になる可能性があります。これにより、動脈硬化や高血圧などの循環器疾患のリスクが高まると考えられています。したがって、血管の健康を維持し、その柔軟性を保つことが、全身の健康にとって非常に重要です。
※血管のしなやかさは独自表現となります

管法則とは何ですか?

血管の容量の増加(容積脈波)と血管の壁にかかる圧力(圧脈波)との関係をグラフにしたものを管法則と呼びます。
血管内の血液容量が増大する際、血管の壁が伸ばされます。また血管壁は、平滑筋・エラスチン繊維・コラーゲン繊維から構成されており、血管の弾力性を見る上で重要な役割を担っております。この動脈の弾力性を見える化したものが管法則であり、広く一般に受け入れられる名称として“血管のしなやかさ”と呼んでいます。

体積弾性率とは何ですか?

管法則から表した血管のしなやかさを独自の技術により、数値化した値になります。 この値は高ければ高いほど、血管が硬いと想定されます。
結果が高値の場合に考えられる要因としては、血管が硬い or 血管が緊張している 左記の2つが考えられます。

拡張率とは何ですか?

拡張率は一時的に高圧を加え血流を止め、ゆっくりとカフを開放することにより再び血流が流れ始める際の急な血流の変化によって引き起こされる反応を数値化した値になります。
この値は大きければ大きいほど、血管の柔軟性があると言えます。

測定原理を教えてください。

・体積弾性率:管法則から表した血管のしなやかさを独自の技術により、数値化した値になります。
カフに高圧を加え血流を止め、動脈を圧平します。カフの空気を排気して圧を下げ、動脈が再びふくらむ際のカフ内の圧力から血管の容積を求めます。血管の容積と血圧の関係(管法則)から、体積弾性率を算出しています。
・拡張率:一時的に高圧を加え血流を止め、ゆっくりとカフを開放することにより再び血流が流れ始める際の急な血流の変化によって引き起こされる反応を数値化した値になります。
駆血解除後に血管の容積がどの程度拡張したかを計測することで、拡張率を算出しています。


詳しくは商品情報をご確認ください。

血圧計との違いは何ですか?

医療機器は人体に与えるリスクに応じて「高度管理医療機器」「管理医療機器」「一般医療機器」の3つに分類されています。
ViewWaveは一般医療機器(脈波測定装置 )に分類されます。一方、一般的な電子血圧計は管理医療機器に分類されます。

右腕と左腕で測定値は異なりますか?

基本的には大きく変わることはございませんが、同条件で実施することをお勧めします。

上着を着たまま測定できますか?

薄手のものであれば着用したままの測定が可能です。

測定できない条件はありますか?

ペースメーカーを装着されている方は測定できません。

下肢の血管拡張を診るために使用することはできますか?

本製品は上腕用として設計・製造されており、それ以外の目的での使用は推奨されておりません。
本来の用途とは異なる使用方法による安全性・有効性は保証できず、予期せぬ動作や測定誤差、機器の損傷、使用者の健康リスクを引き起こす可能性がございます。
本製品をご使用の際は、取扱説明書に記載された使用方法を厳守し、適正な環境でご使用いただきますようお願い申し上げます。
また、本来の使用目的を逸脱した使用に起因する事故や不具合につきましては、一切の責任を負いかねます。
安全な使用のために、正しい方法でご利用ください。

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